紅茶の国ならではの茶摘み体験@ヌワラエリヤ・ヘリタンスティーファクトリー

スリランカ

スリランカといえばセイロンティー、(逆にセイロンティーくらいしか思いつかない?)という方も多いと思います。
今回は、そのスリランカの一大紅茶産地ヌワラエリヤの高級ホテル「ヘリタンスティーファクトリー」で楽しめる茶摘み体験についてご紹介します。

※ホテル「ヘリタンスティーファクトリー」についてはこちらの記事にまとめています。

目次

ヘリタンスティーファクトリーの体験概要

アクティビティーの種類は、「Tea Plucking」と「Tea Tasting」の2種類あります。「Tea Plucking」はお茶摘みだけで、「Tea Tasting」はお茶摘みとテイスティングの両方が含まれています。

私はTea Tastingを選びましたが、お茶摘み→昔の紅茶工場見学→テイスティング、という流れで全部合わせても約2時間でした。旅行で来るなら半日分の予定を確保しておけば十分ですね。

以下では実際の私の体験を時系列で紹介します。

お茶摘み体験ーTea Placking

着替え

集合場所の小屋

ホテル近くの小屋が集合場所。まず最初にスリランカの伝統的な衣装であるサリーに着替えます。着替えといっても着ている服の上にサリーを巻くだけ。もちろんスタッフの人が着付けてくれます。女性は上半身と下半身を両方カバーする形で、男性は下半身にぐるぐる巻きつける形です。

ヘリタンスティーファクトリーのInstagramにちょっとだけ写真が載ってました。

お茶を入れるためのカゴを持たされますが、上の写真のように、お茶をいれるカゴは頭に紐を引っ掛けて持ち歩くのがスリランカ流。茶葉がいっぱいになると重たくなるからこうやって持っているようです。実際、私もこうやって持つように指示されましたが、逆に背中のカゴにお茶をいれるのが難しかったので結局は手でカゴを持ってました。笑

茶摘み

そして着替えが済んだらすぐにお茶摘み。茶畑はホテルにすぐ隣接しており、歩いて移動します。

お茶畑

茶畑に着くとまず摘み方を教えてくれます。小さな芽が出始めた葉っぱを、上から3つ分摘むのだそう。ちなみに、新しい葉っぱが生えてくるまで数週間かかるそうなので、毎日少しずつお茶を摘む場所を変えているとのこと。

摘んだ葉っぱはこんな感じ

お茶摘み体験は20~30分くらい。1人でやっとカゴの底が見えなくなるくらい摘むことができました。

実際に摘んだ茶葉

そしてお茶摘みが終わったらまた元の小屋に戻ってきて、サリーを返却します。結構私が身につけていたサリーも泥で汚れてしまったので、自分の服を守る意味でも着ていて良かったと思いました。

ちなみに、この体験の際、「今日摘んだお茶がチェックアウトの時に紅茶になって持って帰れるからたくさん摘んでね!」的なことを言われたのですが、チェックアウト時にもらった紅茶は明らかに摘んだ茶葉より多かったので、本当に私が摘んだお茶かどうかはとても怪しいと思っています。(宿泊者は全員もらえるプレゼントなのかもしれません。)笑

紅茶工場ツアー

実は最初にサリーを着せてもらった小屋に昔使われていた紅茶作りの機材が置いてあり、ここで紅茶の製造過程を教えてもらいます。

最初にサリーを着せてもらった小屋

今は使われていない機械ですが、紅茶の製造過程なんて全然知らない私にとっては結構面白かったです。

茶葉を乾燥させる送風機付きの台(ちなみに正確には乾燥ではなく「萎凋」(いちょう)という工程のようです。)
できた茶葉を大きさごとに分けるためのふるい。機械の電源を入れると揺れて茶葉がどんどん流れて行きます。
茶葉の等級とお茶の色。等級についても説明してもらいました。

テイスティングーTea Tasting

紅茶工場見学も終わったら、ホテルに戻ってテイスティング体験。
すでにBOPF、BOP、Pekoe、Green Teaの4種類のお茶が準備されていました。
ちなみにBOPFなどの紅茶の等級についてはこちらの記事でまとめているのでよければご覧ください。

テイスティング用の紅茶。ちゃんと私達が来るまでお茶は淹れずに待っていてくれました。

そしてホテルのスタッフの方が、テイスティングのやり方を教えてくれます。

ただ飲んで味わうだけでは?と思っていたのですが、実際のテイスティングを見てびっくり。なんと紅茶をすすってすごい音を立てながら口に含んで味わうのだそう。空気と混ざることで味がよくわかる(?)のだとか。お行儀悪く見えますが、これも重要なテクニックなんですね。実際にやってみると結構難しかったです。

実際にお茶を入れたらこんな感じ

注意点

以上が私が体験した「Tea Tasting」コースの全行程ですが、後悔なく楽しむためにちょっと気をつけた方が良いと感じた点がいくつかあるのでここに書いておきます。

予約必須

私が訪れたのはコロナの影響でお客さんが少ない時期だったので、当日予約ができましたが、通常であれば宿泊予約の際に体験をしたい旨をホテルに伝えたほうが安心と思います。せっかく訪れたのに予約でいっぱいだと悔やんでも悔やみきれないですからね。

時間帯は午前中がおすすめ

ホテルの記事で紹介したように、私はホテルに2泊したのですが、2日とも午後は深い霧が出ました。午前中は比較的天気が良い場合が多く、実際にホテルのスタッフに聞いても午前中をお勧めされたので、午前中の回を予約しておくのがおすすめです。

コースを間違えないように

ヘリタンスティーファクトリーには、「Tea Plucking(Rs.500)」と「Tea Tasting(Rs.1,500)」の2つのコースがありますが、「Tea Plucking」はお茶摘みだけですが、「Tea Tasting」にはお茶摘みに加えてテイスティングも楽しめるので、両方楽しめる「Tea Tasting」が個人的にはおすすめです。

ホテル内の「Tea Plucking」と「Tea Tasting」の案内。年季入っね。笑

洋服は動きやすくて汚れても良いものを

特に茶畑は山の斜面にあり、足元も斜めになっているので歩きやすい靴は必須です。また、当然地面は土ですので、汚れても良い靴にしましょう。

また、上記の通り衣装を着させてくれますが、それでも腕や足元に土が付いてしまう可能性があるので、多少汚れても問題ない服装が安心です。斜面はかなり足を上げなければならないので、靴と擦れて履いていたジーパンを結構汚してしまいました。

以上、ヘリタンスティーファクトリーのお茶摘み体験のご紹介でした。なかなかできない体験なので、個人的にはとてもおすすめしたいアクティビティーです。
もしスリランカ、そしてヌワラエリヤまで来る機会があれば、ぜひお試しください!

(おしまい。)

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