スリランカ観光で絶対に外せないホテル、ヘリタンス・カンダラマ。
ホテルの概要は以下の記事でご紹介しましたが、今回は、宿泊者が無料で受けられるホテルのガイドツアーで教えてもらったジェフェリーバワのこだわりポイントをまとめました!
ここに泊まるときは、ぜひホテルスタッフにお願いしてホテル内ツアーをしてもらってください。自分から頼まないとできませんのでご注意を。(2021年2月訪問)
目次
ヘリタンス・カンダラマについて
ヘリタンス・カンダラマはバワが74歳のときに始まったプロジェクト。土地選びから建物、家具のデザインまでをバワが担いました。
最初は地域住民が自分たちの農業・漁業等への影響を懸念しホテル建設に大反対していたのですが、最終的にはバワの自然と調和させたホテルのコンセプトに納得したそうです。
象の通り道があったり、雨水がホテルを通り抜けて湖に通り抜けるようになっていたり、日中は明かりが不要な程ホテル全体に日光が届くような造りになっていたりと、至るところに自然との調和への工夫を感じることができます。
ヘリタンス・カンダラマについてはこちらもご覧ください!
ホテルフロント~ラウンジ
フロントの長い木材
このフロントのカウンターに設置されている長い木材、これはコロンボの中央銀行から持ってこられたもの。内戦時に空爆に遭ったのですが、立て直しに際しこの立派な柱を貰い受けたそうです。
ミラーウォール
フロントからホテルのラウンジに向かうためには、この廊下を通ります。
片側は岩の壁、そしてもう一方は真っ白に塗られています。これはシギリヤのミラーウォールを模して作られたそうです。
コブラ
このコブラ、ただのオブジェではないんです。
雨の日は岩から雨水が滴り落ちてくるのですが、その水がホテル内部に入らず排水されるよう、水の流れ道を作っているのです。それを普通の排水溝ではなくオブジェにするアイデアがすごいですね。
インフィニティプール
バワといえばインフィニティプール。向こうに見えるのは海ではなくため池ですが、十分きれいです。
シギリヤウイング
続いては、東西に伸びるホテルの東側、シギリヤウイングです。
バワの部屋
現在も客室として使われている507号室は「バワの部屋」だそう。一番よくシギリヤロックが見えて、眺めがいいため、バワが好きだったんだとか。
そして全客室の浴室のタイルには同じ絵が描かれているのですが、この絵をよくみると、バワの弟子たちが自分たちのサインをこの絵に紛れ込ませています。
バワの机
階段の踊り場にあるこのスペースがバワのお気に入りの場所で、ここで仕事をしていたようです。バワの好きだった景色を誰でも同じように見れるよう、今も机と椅子がおいてあります。
象の通り道
シギリヤウイングの建物の外も案内してくれました。
外の芝生には肥料としてホテルの下水を撒いているそうです。だからちょっと臭かった・・・。
そしてこのホテルを通り抜けられるトンネルは、野生の象のための通り道担っています。野生の象がこんなところまで来るんですね・・・!
ダンブッラウイング
夕焼け
ダンブッラウイングはホテルの西側のエリア。夕日がとても綺麗に見えます。
アンテナ
自然の中に人工的なアンテナがあると景色を損ねるから、という理由で、このアンテナは木を模して作られたそうです。
吹き抜け
ダンブッラウイングの最奥は吹き抜けになっており、これも光が入るための工夫だそう。今は多くのツバメの巣が建物内にあり、多くのツバメが建物の中と外を行き来していました。
蜂の巣
そして大きな蜂の巣がありました。ちゃんと窓があるので襲われることはありませんが、蜂の巣を間近で見ることができます。
大量の鉢がうごめいていてちょっと気持ち悪いと感じる方もいるかもしれませんので、蜂の巣の写真の掲載は避けました。(実際私も気持ち悪く感じたので・・・。)
フクロウ
このフクロウの像はヘリタンス・カンダラマの象徴と言っても過言ではないと思います。
ラキ・セナナヤケというバワの弟子の一人が作ったもので、片側は飛び立つフクロウ、もう片側は降り立つフクロウを表しているのだとか。
ホテル建物の地図もフクロウをイメージしているのだそう。フクロウはスリランカでは不幸をもたらす生き物と考えられていたそうなのですが、そのフクロウの汚名を返上すべく、これだけフクロウを取り入れているとのこと。男気を感じます!
その他
7階のダイニングルームは船の中をイメージした内装になっています。ここはビュッフェ会場にはなっていませんので、案内してもらわなければ見れない場所です。
以上、ヘリタンス・カンダラマのホテルツアーで教えてもらったことをまとめてみました。
(おしまい)
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